0136.Karka.27.Veneris 03:15

私の記憶は、

医療用ポッドの中で目を覚ました時までしか遡ることができない。

繰り返す呼吸の音。

見えない両足と、感覚のない利き腕。

状況は呑み込めず、乾いた声帯からは悲鳴すら出ない。

唯一動いた左の掌は、私に焦りをもたらすのみだった。

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0136.Leo.4.Mercurii 05:38

1845日前、クーデターが起こった。

そういう事らしい。

企てた首謀者は当時の同僚と同じ名だった。

国土の半分以上が失われ、放棄された領域には、

私が住んでいた地区も含まれていた。

バックアップとしてデータベース化された情報を解凍し、

脳に読み込ませているだけの自分の情報は、他人事にしか思えなかったが、

ぼんやりと霧のかかる記憶のなかには、我が子のぬくもりが確かにある。

生きていたら、今年でいくつになるだろうか。

笑った声も、表情も、今は思い出すことさえできない。

失ってしまった記憶を、取り戻すことができるだろうか。

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0136.Leo.5.Jovis 06:19

両足、右腕、いくつかの臓器と脳の一部。

それらが人工的に作られたものに置き換わっていると聞いた。

よく生き残ったものだ。

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0136.Leo.25.Mercurii 07:28

以前の私を知るという人物から連絡があった。

旧国軍の研究施設にいた知見を活かし、

内部にある物理サーバへ直接接続を試みてほしい。というものだった。

生体の脳には記憶が断片的にしか残っていないが、

しかしそれでも役立つことがあるかもしれない。

クーデター以降、施設は防衛アンドロイドによって包囲監視されている。

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0136.Simha.10.Martis 14:34

連絡をしてきた人物は自身を"フォルトゥナ"と名乗った。

コードネームの類だろうか。古い言葉で幸運を意味するらしい。

復旧の為に、解析用の情報を集めているそうだ。

来月の中旬に現地へ向かうことになった。

ちょうど良い。

調査の手記として、このまま記録を残すことにする。

施設へ行く際に心強いボディガードを同行させてくれるという事だった。

送られてきた画像には、白く美しい狼達が写っていた。

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0136.Virgo.15.Solis 21:48

孤島となっている施設には船舶や飛行ドローンで近づけない。

狼の群れと数時間泳いだため疲労が大きい。

1日に1度、補給用ポッドが運ばれてくるらしい。

今日は食事を済ませたら、早めに就寝することにした。

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0136.Virgo.17.Martis 05:16

1つ目の棟付近に到着。

施設まで歩く道のりで見たクーデターの爪痕が

そのまま風化しようとしている。

幾人かの遺骨を見かけた。

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0136.Virgo.17.Martis 05:54

棟付近を歩行中、

防衛アンドロイドと思われる飛翔体から攻撃を受けた。

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0136.Virgo.17.Martis 05:54

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0136.Virgo.17.Martis 06:02

飛翔体の攻撃は電磁波のようだった。

実弾射撃を行ったが防護システムによって焼き切られてしまった。

猶予がない為、主砲を使用する。

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0136.Virgo.17.Martis 06:14

反射鏡を使った陣形攻撃により、狼の主砲を当てることに成功。撃破したが、

今の戦闘で通信塔に気づかれたかもしれない。

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0136.Virgo.18.Mercurii 24:15

1つ目の棟には物理サーバは存在していなかった。

昨日のアンドロイドが停止する直前に発した言葉が反芻する。

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0136.Virgo.19.Jovis 05:11

戦闘から2日経過した。

その後、防衛システムからの攻撃はない。

フォルトゥナからの連絡が途絶えた。

今いる場所からサーバルームの入る棟まで近い為、

接近を試みる。

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0136.Virgo.19.Jovis 07:01

サーバルームのある棟付近まで来た。

予想より 防衛が薄い

罠だろうか。

防衛システムはあくまでもシステムである。

罠を作るという行動をとることはできない。はずだ。

様子を伺うことにする。

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0136.Virgo.19.Jovis 18:09

半日様子を見たが、状況に変化はない。

高台から辺りを見回してみた所、畑のようなものがあった。

人がいる可能性がある。

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0136.Virgo.21.Saturni 03:39

昨日分補給ポッドが不達。

狼の充電を1回分見送る。

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0136.Virgo.21.Saturni 19:05

偵察をしていた狼の通信が途絶えた。

生体の位置へ向かう。

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0136.Virgo.21.Saturni 19:18

通信の途絶えた狼のバイタルが異常値を検出。

血圧の低下が認められる。

視覚に接続したが、辺りに異常はなし。

呼吸が荒い。

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0136.Virgo.21.Saturni 19:45

棟北西、狼を見つけた。

胸部から大量の出血。狙撃された可能性。

止血用カートリッジをインストール。

効果みられず。

生体の心拍数低下。

周囲を警戒。

狼の脳のバックアップを取得。補給ポッドに合流次第、帰投させてやりたい。

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0136.Virgo.21.Saturni 20:03

狙撃手の索敵、排除を行う。

残電力が心もとない。

一撃で仕留めねばならない。

主砲残に換算すると67.9%。

低出力で1度のみ発射可。

狼の脳の情報から狙撃位置、次点狙撃候補地を予測。

反射鏡の3頭を棟を囲むように配置。

主砲1頭は陽動。

反射鏡3頭は視界を同期、主砲が即時発射可能となる位置を維持。

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0136.Virgo.21.Saturni 20:24

狙撃候補地から2回目の狙撃。被弾なし

狙撃位置、次点狙撃候補地を再算出。

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0136.Virgo.21.Saturni 22:38

2時間14分経過。

負傷した狼、生体の心停止を確認。

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0136.Virgo.21.Saturni 22:57

狙撃候補の外から3回目の狙撃。反射鏡うち1頭が後ろ足左部に被弾。

出血なし。継続可能。

狙撃位置、狙撃手の規則性を演算。特定。

次回狙撃を27分35.2秒後、誤差0.1秒以内に予測。

反射鏡3頭の陣形を3mm/秒で縮小。

次狙撃着弾と同時に主砲発射用意。

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0136.Virgo.21.Saturni 23:25

狙撃候補地から4回目の狙撃。0.02秒正値補正

標的は主砲担当。旋回回避、反転し主砲発射。

反射鏡を屈折し目標へ投射。

胸部破壊を確認。

撃破成功。

狙撃型のアンドロイドを倒した。

主砲担当は電力供給を受けるまで補助機能を停止する。

生体部のみ行動可能。

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0136.Virgo.22.Solis 00:04

戦闘が長引いたため日付が変わった。

補給ポッドが運搬されたため、

死亡した狼の亡骸とバックアップデータを登録。帰投させた。

ようやく電力カートリッジで補助機能が回復した。

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0136.Virgo.23.Lunae 04:16

目的のサーバルームヘの侵入、サーバへコンソール接続。

クーデター以前の許可IPに変更がない。

何か目的があるのだろうか。

ともかくデータだ。

ディスク装置をサーバから取り外した。

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0136.Virgo.24.Martis 00:11

補給ポッドにデータの受渡が完了した。

サーバには通信塔から指揮を取っているシステムのデータが

含まれていなかったため、島の中央に位置する通信塔を目指すことになった。

私の収穫については、自分が写った写真画像データを手に入れた。腹部が膨らんでいる。

やわらかい表情をしていた。

この視線の先には、誰がいたのだろうか。

島に上陸して、半月近くが経過した。

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0136.Kanya.1.Solis 07:01

月が替わった。

依然としてフォルトゥナからの通信はない。

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0136.Kanya.2.Lunae 19:02

通信塔はサーバ棟の北部24Km先にある。

5時間程度で到達する見込みとなる。

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0136.Kanya.2.Lunae 23:22

通信塔2Km圏内。

地面に焼け焦げた跡が目立つ。

一部焼けたルピナスが咲いている。

戦闘の痕跡と言える。

ルピナスはクーデターの後、

乾燥化が進んだ地域に多く植樹された。

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0136.Kanya.2.Lunae 23:48

通信塔まであと1.3Km。

古びた病棟が視界に入る。

入り口の札にマリネリス州立病院と書かれている。

長い廊下、割れた窓から車椅子がのぞく。

少し、中を覗いてみる。

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0136.Kanya.2.Lunae 24:26

病棟は古く、内部は倒壊しかけていたが、

中央の巨大なステンドグラスが目を引いた。

旧文明の遺産を模したものだろうか。

スタッフステーションと思われる部屋で、

カルテリストを見つけた。

同僚と同じ"ベネット"というファーストネームがある。

イライジャ・ベネット(age:10)(不可逆的昏睡)

延命治療の記録が付けられていたようだ。

同僚は、人工的に人格を創造する研究をしていた。

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0136.Kanya.3.Martis 01:04

病棟の中で一夜を過ごすことにした。

ふとした時に、耳に残るピアノの音がある。

誰の曲だろうか。

録音したものを聴いていたのだろうか。

夜が明ける頃に通信塔内部へ侵入する。

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0136.Kanya.3.Martis 03:22

夜明け前。

狼の目は暗闇でも少ない光を集める。

視覚を同期すれば暗闇でも容易に行動ができる。

通信塔の地下から侵入に成功した。

内部はクーデターによって大きく損傷している場所が多く、

瓦礫が所々に散乱している。

この様子では通信設備は生きていないのではないだろうか。

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0136.Kanya.3.Martis 04:31

上層階へ来た。

棟の構造上、外からは確認することができなかったが、

想像していたよりも損傷は激しく、通路も形状をとどめていない。

これでは通信どころではない。

通信塔としてはすでに機能していなかったようだ。

サーバでも通信設備でもない。

となると、アンドロイド達はこの島で一体何を守護しているのだろうか。

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0136.Kanya.3.Martis 04:41

状況が一変した。

上空から放射状に拡散する高熱源攻撃。

目の前の景色が一瞬で炎に包まれる。

狼一頭が私をかばい被弾。

背部に広い熱傷。

私も右腕部義手を損傷した。

変形したため手首の関節が機能しない。

負傷した狼にステルスを 展開 。待機させる。

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0136.Kanya.3.Martis 4:49

高熱源攻撃を行っている敵は、

空中にあるレーダーとアンドロイドの視覚センサーで対象を照準補足しているようだった。

私の両足は股関節が残っているため、

反射の反応速度は生体に依存する。

回避行動に高い運動能力を要する場合、

私は群れの弱点となる。

良好な状況とは言えない。

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0136.Kanya.3.Martis 4:52

案の定私を狙い撃つ形で第二波が来た。

狼が反射鏡で私への軌道をそらす。

だが、何度も繰り返すことは難しい。

狼の主砲と種類が異なるらしく、一度の反射でかなり摩耗が生じた。

ステルスを展開した狼には反応している様子がない。

レーダーからは隠れられるようだ。

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0136.Kanya.3.Martis 4:54

空中のレーダーだけでも破壊したい。

ステルスは移動中維持する事ができない。

だが、負傷した狼なら狙撃できるかもしれない。

立て続けに第三波…やけに幅が狭い。

0100100101101011011011100110111101110111

011101110110100001101111

011110010110111101110101011000010111001001100101

突如信号が届いた。

"私はあなたを知っている"

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0136.Kanya.3.Martis 4:56

通信の目的は不明だった。

私にもう少し記憶が残っていれば順当な判断が出来たかもしれない。

01110111011000010110100101110100011010010110111001100111

011001100110111101110010

011110010110111101110101

"あなたを待っていた"

再び信号。

01001001

0110000101101101

"私は"

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0136.Kanya.3.Martis 05:11

結局、狼の射撃でセンサーを無効化、攻撃者を撃破した。

アイビー・マイヤーズ。

データベースの名簿に情報があった。

そして"不可逆的昏睡"の文字。

情報の中には、

人の生体の脳がアンドロイドのコアとして使われている例が幾つかあった。

彼女もその中の一人だったようだ。

その後あっけなく通信塔中央室にてサーバを発見。

ディスク装置を回収した。

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0136.Kanya.4.Mercurii 00:25

熱傷の狼に応急処置をし、補給ポッドに乗せ帰投させた。

フォルトゥナからの依頼であった解析用の情報回収という目的は果たした。

しかし私がここに来た目的はまだ何も果たせていないと言っていい。

残る施設は太陽光発電所。

そして実験棟。

用がなければ踏み入れたくはなかったが、

アンドロイド達の守護対象は明らかに研究施設やサーバと異なっている。

実験棟へ向かう事にした。

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0136.Kanya.4.Mercurii 16:04

実験棟は通信塔より南東に4Kmの地点にある。

通信塔の外に出ると通信が入った。

相手はフォルトゥナだった。

通信が抑止されていたということだが…

本当なのだろうか。

フォルトゥナからの通信は、追加の回収依頼だった。

被験者"フェーベ"の保護。

フェーベの記録はデータベースに存在していない。

何者だろうか。

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0136.Kanya.4.Mercurii 16:54

一度高台から棟の様子を確認する為、

通信塔南部の丘に来た。

実験棟は木々に囲まれているため、内部を見る事はできないが、

それでも物々しさは把握できた。

周囲を監視するアンドロイドの数も、

目に付くだけで5体はいる。

気づかれたら生きて帰ることは難しいだろう。

やはりほかの施設と明らかに異なる。

だがなぜ通信塔やサーバ棟に応援に来なかった?

その必要がなかったのだろうか。

そしてなぜ今まで気が付かなかったのだろうか。

また、 気づかれなかっ たのだろうか。

いや、ありえない。

通信を行っていないはずがない。

…私が来るのを待っていたとでもいうのだろうか?

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0136.Kanya.4.Mercurii 17:41

データベースから実験棟の地形を呼び出し、

立体の情報に起こす事にした。

地図がわかるほど情報量は多くなかったが、

目視よりはよほど良い。

昨晩の補給ポッドで間に合わせた右腕は

むき出しの機械そのものだ。

私はすでに人間ではないのかもしれない。

今晩から嵐になるらしい。

アンドロイド相手にはあまり意味はないようだが、

無風の夜よりはいい機会であるはずだ。

狼達を抱きしめた。

少し仮眠をとる。

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0136.Kanya.4.Mercurii 18:11

雷雨となった。天候は2時間27分後まで継続する。

立体情報から、実験棟の屋上には搬入用のハッチがあることが分かった為、

屋上から侵入を目指す事となった。

アンドロイドの巡回は、くまなく実験棟を防護しているが、

北西部にいるアンドロイドは、1体で独立している時間が長い。

森の中から狙撃すれば突破できる。

仲間を、呼ばれなければ。

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0136.Kanya.7.Saturni 18:24

狼達は森の中に拡散して目標アンドロイド、および周囲を警戒。

一頭はアンドロイドに限界まで接近、撃破後すぐに回収し隠ぺいを図る。

狼の複数視点から解析、レンダリングした目標までの地形データを脳内に同期、

私が狙撃を務める。

目標の西部400mの地点にて待機。

現時刻までの目標の行動からは、4分21秒後が好機の角度となる。

3分前。

2分前。

1分前。

20秒前。弾道の有効性を確認。

あとは目標の角度のみ。

腹に響く雷鳴。

5秒前、4、3、2、1…

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0136.Kanya.7.Saturni 18:32

目標に着弾と同時に実験棟方向へ全速前進。

加速しながら森を抜ける。

同期した視覚から状況を確認。

撃破できたようだ。

あとは屋上に駆け上がるだけ。

先行の狼が設置したアンカーを足掛かりにする。

上部で骨に響く高音。

先行した狼達のバイタルが異常値を検出。

同期した視界に黒い影が映る。

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0136.Kanya.7.Saturni 18:33

吹き付ける風雨。

先行した狼から"高重大度"の信号を受信。

上にいる狼達の脳波が大幅に乱れている。

閃光弾を使用された可能性が高い。

撃破したアンドロイドの隠ぺいを行った狼と私。

自由に動けるのは2体。

狼達を助け出したい。

だが、ここで攻撃を受けたということは、予測されていた可能性が高い。

どうするべきか…

"交渉を希望する"

頭上から声がした。

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0136.Kanya.7.Saturni 19:41

声の主は"イライジャ・ベネット"と名乗った。

病棟で見たカルテに載っていた名前。

同僚、ルナ・ベネットと同じファーストネーム。

厳密にはイライジャ本人ではなく、

イライジャを模して造られた人工の人格。という事だった。

カルテにあった不可逆的昏睡は事実で、本当のイライジャは

目を覚ますことは無かったそうだ。

ルナは、創り上げた人工の人格を動かなくなったイライジャの大脳に認識させ、

息子として転生させていた。

ルナはどんな想いで人工の人格を研究していたのだろうか。

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0136.Kanya.8.Solis 00:04

ルナは政治における反逆思想から、クーデターを起こした戦犯として処刑された。

だが、イライジャの語った真実は、辛く悲しいものだった。

人格創造の研究をしていたルナに目を付けた軍は、半ば強制的に進行中の計画に引き込むと、 兵士に適性のある人格をベースに、兵士候補生、
或いはクローン人間にその人格を植え付ける計画を進めさせた。

息子であるイライジャの人格を作り適合させたルナに、人の"胚"に対して実行を命じたのだ。

軍はこの計画に、ギリシャ神話の女神の名を借り"フェーベ"と名付けた。 この実験によって生まれたクローンは"フェーベ"と呼ばれる事となった。

軍は、フェーベを使って国家の転覆を皮切りに、惑星戦争の引き金を引こうとしていた。

それを知ったルナは無断で実験を中断。 軍はそれを反逆と見なした。

ルナはイライジャと共にフェーベ1000体を引き連れ、軍に戦争を仕掛けたのだった。

息子に会いたい一心で続けた研究を、侵略戦争に用いられることに耐えられなかったのだそうだ。

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0136.Kanya.8.Solis 00:21

イライジャの希望は、国家の樹立を手伝ってほしい。 というものだった。

和平的交渉による国家承認を目指したいため、籍の認められている"人"の手が必要になるそうだ。

私に断る理由はなかった。

ルナを思い出すことはできないが、彼女が息子に託した想いは継承してやりたい。

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0136.Kanya.8.Solis 07:44

イライジャは一人の少女の話をした。

名は"フェーベ・リッテルスト"

私と同じファーストネーム。

フェーベ達のオリジナルなのだと言う。

イライジャはこう言って微笑んだ。

"フェーベ・リッテルストは元気です"

クーデターに巻き込まれた後人工子宮で育成されていたそうだ。
イライジャは交換条件として、私をフェーベ・リッテルストに引き合わせるという約束をした。

自ら研究に我が子を用いる自分の判断に怒りと混乱が生じたが、生きてくれていた事や、護ってくれていた事が何よりも嬉しかった。

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0136.Libra.1.Solis 11:12

約1月が過ぎた。
生き残った狼達の怪我も無事回復したが、フォルトゥナからの通信は届かない。

今日、初めて娘に会う。

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